iPhoneと広告配信と趣味のゲーム作り

k_u2010-12-23

 叩かれる前に、言い訳ぽいものを書いておきましょう。
iPhoneの良さ
 趣味でゲームを作ろうとしたとき、スペックが明確で機種依存に悩まされることが少ないiPhoneには、標準機としての魅力を感じていました。
 それはかつてのPC-9801のような存在かもと思っているのですが、いざソフトを配布するとなると手段がAppStoreに集約されていて、同じ感覚というわけにはいきません。
 好きに作って無保証で置きっぱなしにしておくわけにもいかず、かといって、ちゃんと作って有料にしようにも、広すぎるAppStoreの客層に対して何を作ったら良いのか今一つピンと来ず…と、どうも一歩を踏み出すのに躊躇していたのですが、ふと、広告配信を入れるのも有りではと思い始めました。
■広告の副産物
 単価とクリック率の低さに泣けてくるのは事実のようですが、最初から期待しないのならば話は別です。
 広告の表示依頼数とゲームの稼働状況は連動するため、アクティブなプレイヤーの存在を(既存のシステムを流用して)知ることができる点で、開発意欲に繋がるのではないでしょうか。
 もちろん、画面と処理能力の一部を提供することによる制約も多々あるわけですが、前者に関しては表示タイミングの調整で、後者は端末の高性能化で結構なんとかなる*1と思いますし、雰囲気を絶対に崩したくない場合を除けば、考えてみるだけの意味はあるのではと。
(ちなみにiAd表示時はバナークリックしても広告へ飛ばないようにして、スライド操作用に確保したスペースに出しっぱなしにしています。とりあえず審査は通ったので、こういう使い方もOKなのでしょう。)
■趣味でゲームを作った結果
http://itunes.apple.com/jp/app/fencell/id411268132?mt=8
 と、そんなこんなで、リメイクですが試験的に一本作ってみました。
 この方針であんまり苦情が来なければ、もう少し続けてみようと思います。

*1:とはいえ3Gには重荷でしたので、広告を出すのは3GS以降にしてあります。iAdはテスト広告以外見れないので、本番で大丈夫なのか不安も残るのですが…。