ビットが見えたら

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ジャンル / ぬりえアクション

 接触した箇所から色が広がる演出はあるのですが、実際は塗っているのではなく、色情報のビットが変化しているだけなんだと、ふと頭を過ぎる瞬間があるのは何故なんでしょう。
 区画単位で塗られる以上は数ビットの情報であるのが事実だとしても、たとえばアクションやシューティングで物体を(跡形もなく)破壊する際にビット操作とは感じませんし、単位の荒さだけが原因とは思えません。

  • 一回の接触で全体が塗られるのは、行為として軽すぎる。(ランドマークは例外だが、塗り途中の変化が乏しい。)
  • 何回塗れるかが、ペイントポイントとして数値表示されている。

 結果と過程がアンバランスだったり、定量化されすぎていたりすると、デジタルな存在であることを思い出してしまいます。

  • 破壊の後には空きスペースが生まれ、展開の変化へと集中力が向くが、色塗りの場合は同様にはいかず*1、色の変化ばかりが気になってしまう。

 こっちのがなんとなく大きい気がしますけど、この部分に手を入れると、目的が違うゲームになってしまいそうなんですよねえ。
 二兎は追わず、これはこれで手軽さ重視の良い着地点と考えましょうか。

*1:もちろんステージクリアのため、プレイヤーが有利となる方向への変化はあるはずですが、現状では間接的すぎると思います。