くじ引きとゲームの間

http://www.nhk.or.jp/tonari/archives/090509.html

一旦、火がつくとなかなかとまらない子どもの“欲しい”という気持ち。
スタジオには、小3男児の母である室井佑月さん(作家)と、元ゲームクリエーターで「子どもが何に引きつけられ、魅力を感じるのか」に詳しいサイトウ・アキヒロさん(立命館大学教授)をお招きしました。

 サイトウ氏の出る回はゲームに絡んだ内容も多いので、育児番組と考えずに見ても面白いです*1
 で、

これを防ぐには、ギャンブル条件付けといって、レバーを叩いても、毎回はジュースを与えずに、50〜70%程度の確立で与えるようにするのが効果的。もらえることもあれば、もらえないこともある、ということを学ぶと、ランプが点いた時とジュースをもらった時、両方で、ドーパミンが出るようになります。

 それで満足し続けるなら、ゲームも技量なんて個人差の大きいものに頼らず、完全に運任せで良いのかも…とか思いかけましたけど、そもそもリターン自体が、技量の勝負だからこそ成立していることも多いんですよね。
 景品や賞金といった解りやすいリターンがあって、ハイスコアや対戦での勝利といった、価値観が共有できる間柄で通じるリターンもあって、さて「(展開の)先が見れる」ってのは、どっちの側に近いんでしょう。

*1:http://d.hatena.ne.jp/k_u/20080815#p2 この回も良かったのですよ。