想定外かつバグ以外

 前にした質問*1の回答から。
http://www.cec.or.jp/books/H13/E-square/02/3_04_chiiki/03.html

 BASICやロゴでのプログラミング学習との違いは,生徒の思考パーターンのように思える。
 BASICやロゴでは,フローチャート図を想定したプログラム作りが生徒の思考の中心であったが,ドリトルの場合は生徒が作ったオブジェクト同士の関わりあいを中心にプログラム作りをしている。それは,タイマープログラムにより複数のオブジェクトを同時に一画面上に動かすため,それぞれ作ったオブジェクトが「衝突したらどうするか」とか,「ボタンオブジェクトどう関わらせていくか」など,プログラムの流れが一筋ではなく,それぞれ異なるという観点から作品作りに取り組んでいるように思えた。これが,これからのコンピュータプログラミングに必要な基礎的な考え方とすれば,ドリトルの学習は今後の情報教育学習に大いに役に立つのではないかと考えている。

 昔ながらの逐次実行から入るか、あるいはマルチスレッドな方向から入るかで、習熟の傾向にどのような変化が出るかは調べる価値ありと思うのです…が、これもまた、はてな向きでない質問かなあ。
 まあ、教育用という前提なら、創発が確認できる(かもしれない)後者の方が適しているとは思うのですけどね。そればかりでは困るとしても。