作家の要望に応えた「ΣBook」

操作体系にしても、左右の改ページと、しおりをはさむボタンぐらいしか用意されていない。

 改ページがボタンだと、「拾い読み」「斜め読み」に不向きなんですて。作家の要望とは逆方向かもしれませんけど、行儀悪い読み方だって読み方のうちなんですから、ぱらぱらとページをめくりつつ眺められるよなアナログデバイス*1を採用して欲しかったなあ。

「ユーザーの声を聞いていると、3つあれば、全ての本が読める。たとえば、海外の推理小説を読むとする。事件現場の地図が描いてあるページで1カ所、横文字の登場人物が紹介してあるページで1カ所、そして読みかけの部分に1カ所だ」。

 指が足りなくなったら諦める感覚でしょうか。指ブックマークくらい張り替えが楽だと良いのですが、図表や注釈、あるいはイラストページを見るたびページ送り連打は辛そな。

*1:たとえばジョグダイヤルで、「回転→ページ移動」「押す→ブックマーク設定と解除」「押しながら回転→前後のブックマークへ移動」はどうかな。